今,蘇る『松方コレクション』旧蔵絵画展
茜画廊開廊22周年記念企画

2010年5月2日(日)〜7月25日(日)

 立西洋美術館設立の礎となった松方コレクション。この膨大なコレクションは当時の川崎造船所の社長の松方幸次郎が1916年頃より英国の画家フランク・ブラングィンの協力によって蒐集された。
 1927年川崎造船所は危機に陥り、1928年3月の「松方氏蒐集欧州美術展」を皮切りに7次にわたる売り立展で、次々と展示販売され3千点に上る作品は、欧米の博物館、美術館、コレクターに買い取られ散逸していった。最も多数あったブラングィン絵画は買い手が多かったのか何故か西洋美術館に残ったのは数点のみであった。版画は複数存在するので他の画家の作品も含めて数百点残っており幸運であった。
 ウイリア・ホガース、シャルル・メリヨン、ロドルフ・ブレダン、シャルル・ジャック、コロー、ドービニー・C、デュプレ・J、カリエール・E、ブラックモン、ドニ・M、シュール・シェレ、スタンラン・A、モロー・G、ヴレット,アドルフ・レオン、ブラングィン・F、漆原由次郎、コッテ・Cなどの作品250点を途中入れ替えにて紹介いたします。
 尚、特別展示として新発見のブラングィンの水彩画(ガッシュ)3作品を公開致します。




磨き仕事  ¾¾ 海軍省(空想と願い)
ジャック,シャルル・エミール
磨き仕事
銅版 1844年
10.2cm×15.9cm
メリオン・シャルル
海軍省(空想と願い)
銅版 1865年
13.7cm×12.0cm




夕暮れ  ¾¾ フェレンツェのドーム
ドラートル
夕暮れ
銅版 1867年
8.9cm×14.4cm
コロー・カミーユ
フェレンツェのドームBR> 銅版 1869年〜70年
23.0cm×16.0cm




「船旅」より船内のアトリエ  ¾¾ 「ミレー黄金の書より」  ミレーのアトリエにて
ドービニー,フランソワ
「船旅」より船内のアトリエ
銅版 1861年
10.0cm×13.4cm
ジャック・フレデリック
「ミレー黄金の書より」 ミレーのアトリエにて
銅版 1890年頃
14.0cm×20.0cm




馬上の裸婦  ¾¾ 「戦争」連行(仮)
ヴィレット・アドルフ
馬上の裸婦
リトグラフ 1916年
41.0cm×30.2cm
スタンラン
「戦争」連行(仮)
リトグラフ 1915年
41.2cm×54.5cm




〔ラ・フォンテームの寓話〕  ¾¾ 娘の肩を抱き寄せる母
モロー・ギュスターブ
〔ラ・フォンテームの寓話〕
銅版 1886年
26.6cm×19.6cm
カリエール・ウジェーヌ
娘の肩を抱き寄せる母
油彩 1880年代
45.5cm×37.5cm




船着場  ¾¾ ヴラングィン“スケッチ”「木版集」18
ブラングィン,フランク
船着場
水彩 1916年〜1921年
36.5cm×40.0cm
漆原由次郎(木虫)
ヴラングィン“スケッチ”「木版集」18
木版 1880年代
詳細はお電話かE-mailでお問い合わせ下さい。






 他の作品は、《作品検索&販売》でご覧ください。




茜画廊
代表 船倉 禎二
三島市東本町1-15-1山川ビル2F
Tel&Fax 055−971−9823

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