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坂東壮一
                                       腐蝕銅版作家
  
1937年香川県に生まれる。香川大学卒業。独学で銅版画を始める。
1963年エッチングとアクアチントを併用した色彩作品「館」でいち早く日本版画協会賞を受賞した。一年置いた '65年には「死んだ馬」(エッチング、アクアチント併用、色彩)で山本鼎賞をたて続けに受賞する。
色彩を併用すると「何となく絵が出来てしまう。小手先だけでも絵を創り出す事が出来る」事に気づいた彼は、色彩を捨てたモノクロームのエッチングの線だけで銅版画を製作し始める。
銅版画の利点を最大限に生かした作品は、黒と白の階調の美しさ、中間の半調子のグレーの漂う様な流れ、品格の高いシュールな世界を見事に描き出している。

銅版画は初期(1960年代)の色刷りの作品より現代までの作品約150点を在庫しております。絶版で現品しかないものもありますので、売却済みの場合はご容赦下さい。

坂東壮一
〔 坂東壮一腐食銅版画展 〕

2002年10月 茜画廊


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